今までのフォーマルな結婚式とは異なり、その形式を簡略化した結婚式のことを、カジュアル婚と呼んでいます。挙式や披露宴のトレンドを調べていると、必ずといっていいくらいにヒットする言葉で、ここ数年で多くのカップルが取り入れている結婚式になります。
カジュアル婚は一般的に、従来のようにゲストからご祝儀をもらわないのが一般的。会費制を取り入れ、ゲストは参加費用のみとなるため、金銭的な負担がなくなるのが大きなポイントです。
そのため、会場もフォーマルなホテルや式場ではなく、カフェやレストランなどのカジュアルな場所を会場にすることが多いのも特徴のひとつ。
「挙式は近親者のみで式場でおこない、披露宴は友人達を招いてレストランで」といった自由な発想で式を開くことができ、服装などもカジュアル・フォーマル問わないため、形式にとらわれない結婚式という点で、多くの人気を集める流行の結婚式スタイルです。
こうした流行の中で、会場に選ばれるレストランや式場も進化し、カジュアル婚にマッチした個性的な会場も増えてきました。
たとえば、シンプルに美味しいフルコースを用意するだけでは物足りないカップルのために、二人の出身地に名産を使用した料理を提供したり、想い出をワンプレーとで表現したりなど。
SNSが特に流行している昨今であるからこそ、ゲストにとっても嬉しいアイディアを提供するレストランが急増しているのです。
カジュアル婚においては、新郎・新婦が主役であるといったスタイルから、ゲストも含めた参加者全体の主体性を重視するものへとシフトしている傾向が見られます。
これまでの結婚式は、いわば「参加者を感動させたい」「素敵な結婚式だったと思わせたい」「おもてなしができていると見られたい」など、新郎・新婦がいるからこそ成立するものが主流でした。
しかし、2018年スタイルのカジュアル婚では、「ゲストも一緒に楽しめる」「楽しい時間を共有する」「みんなの記憶に残る」など、主体性が重要視されるようになっています。
このことからも、公園やバーベキューガーデンなどを借り、結婚式を屋外での参加型結婚式も人気。決まった形式や儀式ではなく、気取らない居心地の良い空間でゲストをアットホームにもてなしたいという点が共通するポイントです。
2018年、さまざまなスタイルの結婚式が流行しましたが、それでも女性の憧れは式場での結婚式スタイルであることには変わりありません。
結婚式場であっても、現在は多様なスタイルに合わせて、各種プランが準備されています。
流行やトレンドを優先させることよりも、まずはプロのいる結婚式場を主軸に、さまざまなプランを検討してみることをおすすめします。